以前は自宅で通夜、葬儀・告別式を行うのが一般的でしたが、集合住宅が増えたこと、地域とのつながりが希薄になったことなどから、斎場で通夜、葬儀・告別式を行うことが多くなっています。選びやすい会場はアクセスの良いところです。
駅から近い、車でも行きやすい、駐車場も完備しているところに人気があります。故人の自宅に近ければ、故人と親しかった近所の方も参列しやすいでしょう。喪主の自宅の側であれば、準備がしやすいでしょう。故人の関係者が参列しやすい会場を選ぶようにします。
また、火葬場とのアクセスが良いとさらに便利です。火葬場に併設された公共の斎場は低価格のため人気があり、一週間、十日先まで予約がいっぱいのこともあります。いくつか候補をあげて選ぶと良いでしょう。民間の場合は他社との区別化を計って特徴のある会場もあります。
宗教にふさわしい式、宗教色のない式、生演奏など遺族の希望が受け入れられるか確認します。参列者のおおよその人数を把握し、人数にふさわしい会場を選びます。狭すぎても広すぎても使いにくいです。親族の控室があるところなら、着替えたり、小さい子供の待機場所にもなります。
自宅で行わず斎場を利用すると親族に泊まってもらうこともできますし、荷物も置けます。遺族や親族のプライバシーも確保されますので、着替えたり、準備をするのもしやすいです。通夜ぶるまいは同じ会場の中で行えるか、告別式の後の親族の会食の会場へのアクセスも確認しておきます。